固定資産税路線価と公示価格
皆さん、こんにちは。
川木建設(株)不動産事業部売買仲介チームの谷川です。
皆さんは、不動産の固定資産税路線価と公示価格はご存知でしょうか。
売却する際の目安となる価格になります。
下記、固定資産税路線価と公示価格についてご説明させていただきます。
固定資産税路線価とは、土地の固定資産税評価額を算出するために使われる基準価格で、道路(路線)に面した宅地1平方メートルあたりの価格を示します。
固定資産税路線価の特徴
- 評価主体:市町村が3年ごとに設定
- 価格水準:地価公示価格の約70%が目安
- 用途:固定資産税や都市計画税の評価額算出に使用
- 表示方法:固定資産税路線価図に記載され、道路ごとに価格が示される
調べ方
- 各市町村のホームページ
- 全国地価マップ(資産評価システム研究センター)
- 固定資産税路線価図(市街地宅地評価法に基づく)
この路線価は、土地の時価を反映しつつ、税負担の公平性を保つために設定されており、特に市街地では重要な役割を果たします。
公示価格(こうじかかく)とは、日本の不動産に関する価格指標のひとつで、国土交通省が毎年公表する土地の価格です。正式には「地価公示制度」に基づいて定められた価格で、以下のような特徴があります。
公示価格の概要
- 目的:土地取引の指標として、適正な価格形成を促すため
- 対象:全国の標準地(住宅地・商業地など)約2万地点
- 公表時期:毎年3月下旬頃
- 基準日:その年の1月1日時点の価格
公示価格の使われ方
- 不動産取引の参考:売買や賃貸の価格設定の目安
- 税金の算定基準:相続税や固定資産税の評価の参考
- 公共事業の補償:土地収用時の補償額の算定基準
皆さんも不動産のご売却をご検討の場合は参考に固定資産税路線価と公示価格をご覧いただければと思います。





















